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アウディ・R10 TDIとは、ドイツの自動車メーカーアウディがル・マン24時間レースへの参戦を目的に、R8の後継として開発した、耐久レース専用のプロトタイプレーシングカーである。 TDI (Turbocharged Direct Injection) とはフォルクスワーゲングループの直噴式ターボディーゼルエンジンの技術名称である〔"ディーゼルエンジン開発の歴史 ". Volkswagen AG. 2013年4月8日閲覧。〕。 == 概要 == 2005年12月13日(中央ヨーロッパ時間)に発表され、2006年に初参戦した。 R10プロジェクトはアウディ・レーシングの中でももっとも高額なプロジェクトの1つであり、アウディはこのプロジェクトのために年間1500万ドルを費やした。 R8と同様、開発及びチーム運営にヨースト・レーシングが係わっている。また、車両製作にはダラーラが携わっている。 2006年のル・マン24時間レースにて、ディーゼルエンジン車初の総合優勝を果たした。 2008年のル・マンには燃料にシェルのバイオフューエルを用いた、R10 TDIプロトタイプにて参戦した。こちらは、リアが2段ウィングであることが特徴である。レギュレーションをすり抜けての投入だが、プジョー・908に対抗するにはもはや限界であり、後継モデルであるR15を開発するきっかけとなった。 2009年のル・マンとル・マン・シリーズより、後継のV10ディーゼルエンジンを搭載したアウディ・R15 TDIが投入され、アメリカン・ル・マン・シリーズ (ALMS) 開幕戦であるセブリング12時間レースにてデビューウィンを果たした。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アウディ・R10 TDI」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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